社会人＆大学生の海外旅行 国際海外ボランティア ダイビング！

海外ボランティアと聞いて、まず思い浮かべられるものとしては、大学生、社会人による夏季休業、それに大学生による春休みを用いて、海外という舞台で活躍して、あらたな自分自身を見つけたり、自分探しなどを兼ねたもの、または、語学力の向上に資するために赴くといったことが考えられます。国際ボランティアとは、大学生の運営する団体であったり、短期の海外ボランティアツアーとして赴くもののほか、公的機関を通じてのものであったり、その態様には実に様々なものが存在しています。

しかし、私が参加した国際ボランティアは、そのようなものとは異なるもので、実に単刀直入な理由によるものでした。それというのも、中学生の時分に担任の教師から紹介された、学校生活で使い古した上履きをフィリピンで再利用してもらうために持っていくボランティアがキッカケです。これを受けて、私は、タダでフィリピンに旅行できて、フィリピンの上履きが欲しい人にとっても役立つことができることから、いいことができて、なおかつ、私もタダで旅行ができるのであれば、これに参加しない理由はないと思い、とても参加したくなりました。しかし、当時は中学生であったこともあり、紹介してくれた教師が同道してくれるとはいっても、やはり家族や友達と離れて海外へ行くことを思えば、マイナス面ばかりが先行してしまい、結果として参加することはなかったです。私と同様に海外へ行くことに躊躇している人は少なからずいることでしょう。高校生になった際に、もう一度このような提案があったのですが、海外へタダで旅行できる絶好の好機と思い、今度ばかりは迷うことなくフィリピンのボランティアに赴くことにしました。実際にフィリピンに行ってみれば、上履きを欲しているほどですから、その土地柄は貧しいものといわざるを得ませんでした。

そして、喋っている言語も異なるばかりか、基礎となる文化すら相当乖離しています。このようなことは日本にいる頃から分かりきっていた事項ではあるものの、いざフィリピンに行ってみるとなると、とても驚かざるを得ませんでした。しかし、フィリピンの学校では、子どもたちが、とても歓迎してくれたのです。言語は通じずとも、ジェスチャーで伝えてくれようとしてくれました。フィリピンの学校では、ボランティアに感する事項はもちろんのこと、共に遊び、飯を食ったりしてとても楽しかったことを記憶しています。フィリピンで学んだことは、たとえ勉強したくても、これがままならない人たちがいることを身に染みて感じたことです。もし、海外ボランティアに少しでも興味を持ったのであれば、春休み、夏休みを利用して行ってみてはいかがでしょう。