社会人＆大学生の海外旅行 国際海外ボランティア ダイビング！

近年、台湾は日本人にとって、とても身近で、そして行きやすさからも、大変人気な海外旅行先となっています。台湾の国情統計通報によると、2015年に日本からの訪台者数は約1,300万人にも登りました。そんな人気な台湾では、経済発展も目覚しく、鴻海（ホンハイ）グループがシャープを買収したのも記憶に新しいものです。しかし、環境を無視した急速な経済発展に警鐘を鳴らす人も少なくありません。そんな中、地域の発展と環境問題について同時に考える、持続可能な発展を目指す台湾の孤島、澎湖で1週間の海外ボランティアがありました。この国際ボランティアでは、世界中の大学生、社会人がターゲットで、集まった人たちは、近いところでは香港、そしてアフリカからの参加者もいて、国際性に富んでいました。この短期の海外ボランティアツアーでは、各グループ数人に分かれて島の環境問題の改善案についてや経済発展について話し合い、また島の伝統文化についても学んでいきました。この島では食事も近海も海でとれたものや、畑で栽培されたものを多く使っており、新鮮でとても美味しい食事を楽しめました。また、未だに牛を使って畑を耕していたり、家畜の糞を乾燥させ、それをストーブのまき代わりに使うなど、興味深く、環境にも優しい取り組みが行われていました。ある日、ボランティアに参加したみんなで、ビーチに行きました。このビーチは台湾の中でもとても綺麗なビーチとして有名で、たくさんの観光客で賑わっていました。私たちも海で泳いだり、バーベキューをしたりして、楽しみました。しかし、ビーチにはたくさんのゴミが落ちていて、悲しい気持ちになりました。このゴミは、もちろんこの島で出されたものもありましたが、海の向こうから流されてきたものも多く見られました。翌日から、どのようにしてこの島の環境問題と発展に取り組んでいくかの話し合いが始まりました。話し合いでは意見はたくさん出るが、なかなかまとまらず、また多様なバックグラウンドも邪魔して、ケンカ寸前にも発展しました。しかし、よく論理的に話し合い、グループのみんなをどうにか説得し、ようやくひとつの案を試してみることになりました。私たちのグループではビーチに流れ着いた”ゴミ”を再利用してツリーハウスを建てることにしました。結果、ツリーハウスはとても立派に完成し、2年が経った今でも、多くの人がそれを見に訪れているそうです。このような日本ではなかなかできない、大自然の中で違ったバックグラウンドを持った人たちと一緒にひとつのことを達成させる体験は私を大きく成長させてくれたものでした。この時の経験は、以降の私の人生においてとても有益で代え難い経験だったと言えます。この記事を読んでいる皆さんも是非、春休み、夏休みを利用して、このようなボランティアに参加してみてください。