社会人＆大学生の海外旅行 国際海外ボランティア ダイビング！

　私は、大学生生活を終え、社会人になった後、会社の社費留学で、2006-2008年まで、アメリカのニューヨーク（マンハッタン）にある私立の有名校にMBA留学していました。留学直前に結婚した妻は、日本の教職資格を保有しており、日本で複数の私立女子高で、社会科の非常勤講師を数年していました。私も妻も、留学前から、国際ボランティアに関心があり、春休み、夏休みにパンフレットで、短期の海外ボランティアツアーなどを調べていましたが、なかなか、機会がありませんでした。私の留学二年目に渡航して、同居するようになった妻は、仕事がなくなり、子供もいなかったので、時間を持て余し気味でした。ちょうど、私が通っていた剣道の道場に親子で通っていた人から、土曜日に開催されているサタデースクールという補習校（将来、日本に帰国して、日本の中学、高校、大学に通うことを想定して、日本語の読み書きや基本的な学習を週一回、土曜日に現地の学校で行うもの）に通っているとの話を聞き、見学に行くことになりました。

　見学に行った際に、ちょうど、もともと、教えていた先生が、旦那さんの転勤で帰国することになり、欠員が出たということで、ボランティアで来てみないかとのお誘いを受けました。実際に見学に行ってみて、元来、人にものを教えることが好きな妻は、教師魂を刺激され、しばらく、授業をしていなかったので、帰国後に復職する際の肩慣らしも兼ねて、無償で、土曜日のサタデースクールの先生のサポートをすることになりました。サタデースクールに来ていた生徒さんは、見た目は日本人ですが、中身は、ほとんどアメリカナイズされていて、授業中に人の意見を聞かずに、手を挙げて、自分の意見を大声で話しだしたり、教室から出て行って、校内を徘徊したり、土足で机の上に立ち上がったりしていて、最初はショックを受けたようでした。ただ、両親の一人が日本人でない生徒さんも多く、文化的な違いで、しつけの意識も違い、日本では当たり前のことが当たり前でないことにいい意味でも、悪い意味でも、驚きの連続だったようですが、楽しんで、毎週のボランティアに通い、帰国間際には、学校から、就労ビザを出すので、正規の教員として、勤務してほしいとのオファーまで、もらっていました。（私の帰国に合わせて、帰国しましたので、残念ながら、正規の教員としては、勤務しませんでしたが、大学生、社会人の人でこうした資格を保有している人は、有利だと思います。）

　海外ボランティアは、いろいろなやり方があると思いますし、機会もあると思いますが、私の妻のように教職資格や日本での社会人としての実務経験を活かして、行うのは、本人の抵抗感も少なく、即戦力として、役に立てるので、そうした資格を保有している人は、現地の人のつてなどで、資格を活かせるボランティアを探すと、短期で終わらない継続的にボランティアの機会にも恵まれると思います。